緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2018年4月)

新しい音楽を聞きたいって気持ちには波があるようです。
このところずっと古いものばかり聞いてます。サイドマンとしてのジム・ホールをよく聞きます。アート・ファーマーやデイブ・エドモンズのサイドマンとしてのジム・ホールです。伴奏にグッときます。何年も前に買ったアルバムですが伴奏に注目して聞くことで新しい発見があります。

さて4月に聞いた新譜です。
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


MUSIC IS

MUSIC IS

ビル・フリゼールのソロです。
ロウソクの炎の揺らめきを暗い部屋でじっと眺めてるような静かなアルバムです。
激しい曲もありますが全体の印象はそんな感じ。
集中力を必要とする音楽ではなく、聞いてる人がいつの間にか耳をそばだててしまうような音楽。
ソロギターで「Ghost Town」というビル・フリゼールのアルバムがあったのですが、それよりもこっちのほうが好きですね。

それにしてもきれいな音です。透きとおるような音。どうやったらこんな音出るんですかね。
74年にストラトキャスターを持ってるのですがソリッドギターの硬い音がどうも苦手で最近ケースにしまいっぱなしです。エフェクター研究も兼ねてストラトキャスターでこの音を目指してみたくなります。


今月はこの1枚のみ。
5月は格闘技のほうが忙しくなるので音楽は聞くほうも演奏するほうも少しお休みしたい。

落語とリズム

落語に行くことが多くなりました。
先日は国立演芸場に行ってきました。

f:id:tomohironozima:20180502000715j:plain

青空にのぼりが映えます。
何人もの落語家さんを1日でみることははじめてでした。
途中で集中力が途切れてしまい、噺よりもリズムに注意して聞いてたのですが、おもしろいですね。どの落語家さんもリズミカルです。
場面の展開のところはテンポをあげたり変拍子で入ったり。
「この人とこの人はリズムが似てるなあ」と思ったら師匠と弟子の関係だったり。

リズムと言えば音楽なのですが。
落語とジャズは似てる、ってのは古典落語とジャズスタンダードの例を出すまでもなくよく聞く話。
聞かせどころで観衆の注意を引くようなリズムってのも親和性があるんだなあと思いました。

寄席に行くことが多かったのですが、国立演芸場でゆったり落語聞くのもいいなあと思いました。また行きたい。

今月読んだ本(2018年4月)

2カ月休みがなかったのですが、ようやく土日は仕事全くしないことが出来ている。徐々に生活のペースが戻りつつあります。
少しずつ本を読んだり音楽を聞いたり、いつもの生活を取り戻せている。心に余裕があるってすばらしいです。

さて4月に読んだ本です。

新書にありがちなこういう煽りタイトル。こういう本を手にとることはしないのですが、この本は良かったです。
常識や教養を支えるものは美意識である、という話です。
直感や感性を磨く上でも美意識を磨くことは重要である、とのこと。
なるほど。
個人的にはネットの炎上に群がる人たちを思い出しながら読んでました。
美意識を鍛えることで今の世の中の混沌ってすこしおさまるのかなあとかふと頭をよぎりました。
この本には「美意識の鍛え方」ということは書かれてません。美意識の重要性だけが書かれてます。
仕事の上で指標を見失ってる人、数字目標で達成できることに違和感を持ってる人、は読んでみると新しい視点を得られるかも。



音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)

ちょっと読みにくかった。表現が大仰なところがなんとも。。
しかし音楽を言葉にするってこういうことなのかな、と。
言葉の重みや言葉の飾り付けが「優れた音楽を言葉で伝える」ことには必要なのであろう。読み進めるうちに理解が出来ました。
「音楽を言葉で語る」って今では多くの人が日常的にやっている。しかし「この言葉で足りてるの?」「こんな拙い言葉でいいの?」ともどかしくなることが多い。この本に書かれた様々な側面から「音楽を言葉で語る」を知ることは大事だと思う。
煽り文句でチープな音楽を聴かせられることに怒りを覚えることが多い。SNSを見てるとそんなのばかりでうんざりする。
「音楽を言葉で語る」とはどんなことかを知ることは重要では、と思った。


以上、今月は新書2冊。
通勤時間以外に読書時間がほしいなあ。
新書のようなライトなものでなくガッツリした濃さの本を時間かけて読みたい。

今月聞いた新譜(2018年3月)

3月はすごく忙しかった。
2月入ってから毎日(土日も)終電帰りで自分の時間が全く取れませんでした。
やっと最近落ち着いたところです。
というわけで今更ですが、3月に聞いた音楽の話です。
おもに深夜に会社で作業しながら聞いてました。
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Contra La Indecision

Contra La Indecision

ボボ・ステンソン トリオです。
メロディが美しいですね。
線が細い儚い。ふわっとしてて淡い。でも線はしっかりしててディテールが細かい。
そんな印象を受けました。
ピアノが描く淡い色彩に、ドラムが奥行きと細かなディテールを与えてるように感じます。


3月に聞いた新譜はこれ1枚です。

先にも書いたとおり3月は過労死ラインを軽く越えるくらいのハードな状況でした。
こういう追い詰められた状況になると、リズムが強い音楽やパワフルな音圧の音楽を敬遠する傾向にあるようです。それが新たな発見でした。
いろんなことに学びはあるものです。

今月読んだ本(2018年3月)

2月にはいってすぐに仕事が忙しくなって3末まで毎日仕事する毎日です。毎日終電まで働く日々を過ごしてます。
本を読む時間も取れなくて今月読んだのはこの1冊。

赤めだか (扶桑社文庫)

赤めだか (扶桑社文庫)

立川談春のエッセイです。談春さんの前座時代が書かれてます。
落語が好きな人にはたのしめると思います。
僕は『家元』としての立川談志のエピソードがとても気に入りました。
『落語とは人間の業の肯定である』という談志の有名な言葉があります。『談志 最後の落語論』という本でもこの言葉が出てきますが、この本でも出てきます。この言葉が少年時代の談春さんに大きな影響を与えるところがすごくぐっときます。
この本読んだら落語会や寄席に足を運びたくなります。