緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2019年6月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Terrible Animals

Terrible Animals


ラーゲ・ルンドのリーダー作です。

Lage Lund (g)
Sullivan Fortner (p)
Larry Grenadier (b)
Tyshawn Sorey (ds)

春が過ぎた頃からラーゲ・ルンドを聞くことが多くなってます。
好みの音、好みのハーモニーというのが大きな理由な気がします。
落ち着くんですよね。
「ギターの演奏を聞いた」という満足感があります。
ジム・ホール的だから?パット・メセニーっぽいところが時々あるから?
いやそんなことはない。ぜんぜん違う。でも何となく過去のジャズギタリストたちの持ってる系譜的なものがチラリと見えそうな瞬間があったり。
新しいんだけどどこか伝統的な感じ。

演奏としては、全曲オリジナルです。
クリスクロスレーベルから出たカルテットはこれで5作目だけど、前作はニューヨークのリズムセクションに「ヨーロッパ的なジャズギターが入ってる」的な調和と違和感のバランスがおもしろかったけど、今作はちょっと違う印象。演者全員がスイングしてる印象がありました。

ブラッド・メルドー・トリオ@サントリーホール

5月31日(金)に行ってきました。

Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Jeff Ballard (ds)

心地の良い演奏でした。天に召されるような心地よさ。すばらしい。
もっとメカニカルな激しい曲を演奏するのでは?と思ってなのですが、スタンダードが多かったのは意外でした。
アルバム『Blues and Ballads』からの曲が多かったかなという印象。
最初の2曲まではベースの音がこもってるのが気になったのですが、3曲目以降は良い音でした。
繊細な細かい音までが空間全体にふわっと広がって全身が音に包まれる感覚はサントリーホールならではなのしょうか。ちょっと他では経験したことのない音です。

ビル・エヴァンスのような耽溺的ではなく、キース・ジャレットのような恍惚感でもなく、コロコロと音符が軽快に転がるようなスイング感でもなく。ブラッド・メルドー独特のグルーヴが心地よい。難解なゾーンに入っていくようなフレーズや構成は無く、心地よく演奏がすすんでいく(右手左手のフレーズが「おお!!」と思うようなすごいテクニック的なフレーズは随所ありましたが)。

休憩なしで80分ほどで一旦終了。そこからアンコールが4回(4曲)。
最後のアンコールでは観客の殆どが勢起から立ち上がってスタンディングオベーション
良いコンサートでした。










あと、ブラッド・メルドーの椅子、とても低かった。

今月聞いた新譜(2019年5月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


エピストロフィー

エピストロフィー


ビル・フリゼールとトーマス・モーガンのデュオです。2016年3月ヴィレッジバンガードでのライブ盤。
セロニアス・モンク、シナトラ、ポール・モチアン、などバラエティーに富んだ曲が演奏されます。

このデュオは本当にいいですね。2人の音がすばらしい。
キリッとしていてスッとまっすぐに入ってくる音です。
グニャっとした幾何学的な図形のようなモンクの楽曲もスッと入ってくるのがなんともおもしろい。

2017年のデュオアルバム『Small Town』よりも温かみのある印象です。
静かな演奏なので仕事しながらとか通勤しながらとかには向かない音ですね。聞こえないので。
寝る前にそっと流すととても心地良い。

体幹トレーニング的なものをはじめた

たまたまテレビでボクシングを見ていて気づいたのですが、ボクサーはバランス感覚がすごいですね。
崩れた体制でも安定感している。安定してるからどこからでも強いパンチが打てる。

自分を振り返ってみると、バランス感覚がとても悪い。
崩れた体勢では不安定になってしまい、強いパンチが打てない。
は崩れた体勢からではパンチもキックも打ちにくい。無理して打つことがあるので体力を消耗してしまう。

これは良くない。

というわけで、体幹レーニングをはじめました。
ブランクとフロントブリッジとレッグスイングなどの体幹レーニング基礎トレの他に、格闘技の動きの中での体幹レーニングをしたいのでこのメニューもはじめてみた。
自己流なので良いのか悪いのかは謎。もしかしたら自己満足なのかもしれないが。

やってることは下記。

  • シャドー(大きな動きでゆっくりと)
  • シャドー(通常のスピードで)
  • サンドバック(ディフェンスの動きを多めにいれて)

詳しい内容としては、
ストレート→左フック→ウィービング→右フック
とか
左にヘッドスリップ→ストレート→左フック→左ミドル
のような体勢が不安定になる動きをシャドーとサンドバックで何度もやってみる。

あと、最近はじめたのは、

  • 右ミドルでサンドバックを蹴る→左にサンドバックが揺れるので左に1歩ステップして左ミドル→右にサンドバックが揺れるので右に1歩ステップして右ミドル→(これの繰り返し)

というもの。

これらをはじめてまだ2週間だけど、スパーリングで疲れてヘトヘトになることは少なくなったかなあと思います。
徐々に効果が出てるかなーと。筋トレとランニングも並行してやってるので、もしかしたらそっちの効果かもしれないけど。
しばらくこれを続けてみます。

今月聞いた新譜(2019年4月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


A Wall Becomes A Bridge

A Wall Becomes A Bridge


ケンドリック・スコットです。
聞いた第一の感想は『洗練』。これが今のジャズの音か-と唸ってしまう。
そしてなんともクリアな印象。透明度の高い水が流れているのを眺めているような感覚。高原の小川を見てるような。
とはいえ、毒にも薬にもならないようなスッキリした音楽かというとそんなことではなく、ヒップホップ的な味付けもあり、黒いエッセンスは入ってる、はずなのに洗煉と透明感。なんとも謎な音楽。
今年出た新婦の中でもっとも回数多く聞いてるかもしれない。しばらくはこれをかけまくると思う。