緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Blues & Ballads

Blues & Ballads

ブラッド・メルドー・トリオです。
出てすぐに買ったのですがもう半年くらいかなりの頻度で聞いてます。
ブルースといってもどろどろ感や土臭さといった感じがしないです。かといってブルースの毒気やえぐ味が無いわけではない。ブラッド・メルドーのブルースですかね。
ブラッド・メルドーのピアノ聞いてるとジャズ聞いてるときと違う聞き方になってる気がします。なんだろう?ひとつの曲からあらたな旋律を紡ぎ出すという意味ではジャズ的なんですが何というか紡ぎ出し方が違いすぎて。
旋律がとにかく美しいです。すばらしい。
今年はとにかくこのアルバムばかり聞いた1年でした。



CHARM OFFENSIVE

CHARM OFFENSIVE

ヨッヘン・ルカートなのかヨッケン・リュッカートなのかどっちなんでしょうか?(検索すると両方出てくる)。
マイク・モレノとマーク・ターナーが参加してたので買いました。
もっとコンテンポラリーな感じかと思ったら4ビートなジャズもあって聞きやすいです。
迫力やダイナミックさは無いですが細かい技が効いているドラムで好きです。
あと、マーク・ターナーの音は本当に華がある。



これも出たばかりに買ったのですが聞けて無くて年末の休暇であらためて聞きました。
壮大ですね。どかんと視界が開けて壮大な景色が目の前に現れたような。
クリス・ポッター のサックスがとてもよい。



Guitarist

Guitarist

中牟礼貞則と岡安芳明のデュオ。
スタンダードです。クリスマスソングも入ってるので年末の今の時期に聞けてよかった。
音色も旋律も美しい。うっとりしちゃうやつです。
個人的には中牟礼さんが演奏するビル・エヴァンスの「My Foolish Heart」が好きです。




12月はジャズばかり聞いてました。
ロックも聞いていきたいのですがなかなか聞きたいのが無いです。
2016年もおしまいですが2017年も新しい音楽を聞きつつ古い音楽も大事に聞いていきたいです。

ナチュラルマイナーのダイアトニックコード

マイナーに転調する曲とかで「あれ?なんでここでハーフディミニッシュ出てくるんだっけ?」というときが恥ずかしながらたまにあるので自分用メモ。


まずメジャーダイアトニックコードと比べるとこのようになる。

M Ⅰ△7 Ⅱm7 Ⅲm7 Ⅳ△7 Ⅴ7 Ⅵm7 Ⅶm7(♭5)
m Ⅰm7 Ⅱm7(♭5) ♭Ⅲ△7 Ⅳm7 Ⅴm7 ♭Ⅵ△7 ♭Ⅶ7

コードの役割は、

トニック:Ⅰm7、♭Ⅲ△7
サブドミナント:Ⅱm7(♭5)、Ⅳm7、♭Ⅵ△7、♭Ⅶ7
ドミナント:Ⅴm7

ドミナントは1個だけ。
「♭Ⅶ7はドミナントの代理コードでは?」と思うかもですが、♭Ⅶ7にはⅤm7の♭9度の音が入ってるので代理コードにはならない。

ドミナントがⅤm7なのでドミナントモーションしないためにダイアトニックコードではないⅤ7を使ったりする場合があるのですが、ナチュラルマイナーに無い音を使うことになります。そのためⅤ7のところはハーモニックマイナースケールを使ったりします。

メトロノームを買いかえました

新しいメトロノームを買いました。

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いままで使ってたメトロノームは「ピッピッ」と電子音のやつで長い時間聞いてると耳障りなのが気になってました。
新しく買ったメトロノームはこんな音です。


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機械式のコツコツした音で聞きやすい。


とても気に入りましたが唯一残念なところはココ

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電池駆動のみでACアダプタ使えない、そして電池は単4乾電池。
せめて単3乾電池ならエネループの充電器もってるのだが、、、。

練習のお供なので長く大事に使っていきたいです。

ロバート・グラスパー・トリオ@Blue Note Tokyo

12月18日(日)の2ndセットに行ってきました。

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今年一番の期待感で行ったのですが、期待を遥かに上回るライブでした。
素晴らしかったです。

メンバーは、
ロバート・グラスパー(ピアノ)
ヴィセンテ・アーチャー(ベース)
ダミオン・リード(ドラムス)
ジャヒ・サンダンス(ターンテーブル

トリオとしては『Canvas』、『In My Element』、『Covered』のメンバーです。
ジャヒ・サンダンスのことはよく知らなかったのですが今年出たロバート・グラスパーのアルバム『ArtScience』に参加してるとのこと。

ジャヒ・サンダンスのDJプレイでスティービー・ワンダーの古い曲がプレイのところでトリオのメンバーがステージに登場。
ロバート・グラスパーかなり太ってました。お腹を揺らしながらピアノと向かい合います。何故か爪楊枝を口に咥えてます。

軽くメンバーを紹介してはじめたのがプリンスの『SIGN OF THE TIMES』です。もうねスゴイですね。
複雑なビートをマシンのような正確さで叩くダミオン・リードのドラム、
機械的なビートの中にふっくらした色彩と鋭い切れ込みで入るベース、
ふわりとしたタッチで入ってくるロバート・グラスパーのピアノ、
もうコレだけで「ああああもううわあああここに来れてしあわせ」となりました(このときまだライブ開始5分)。

丁寧に積み上げられた音たちがいつのまにか壮大な建造物になってることに気づいて「おおーすごい!」と思ったら幻のようにふわっと目の前から無くなり『SIGN OF THE TIMES』のテーマに戻るあの瞬間のゾクッとする感覚、素晴らしかったです。

ターンテーブルが思った以上に良かったです。
「このトリオにターンテーブル要らないだろ」とちょっと思ってたのですが、最高のタイミングで音の色彩をひろげてくれました。

ロバート・グラスパーは「現代ジャズの最先端」とか「新しいジャズの騎手」とか言われますが、すごく斬新で奇抜なことをやってるわけではなく、誰も聞いたことが無い尖ったモノを演奏をしてるわけでもなく、すごく自然なんだなあというのがナマでライブで見て思った印象。
「過去のモノ」「現代のモノ」あるいは、「ジャズのモノ」「ヒップホップのモノ」「ソウルミュージックのモノ」が地層のようなグラデーションではなく、すべてがきれいに溶けあって分子レベルで合体してひとつの物体になり、それが音の一粒一粒の結晶に姿をかえて奏でられてるような美しさ。
音の一粒まで全部を堪能して満足です。ため息出ました。


あと、
ブルーノートの料理は本当に美味しい、ポテトフライとリエットしか頼んでないけど本当にすごく美味しい。でも、演奏がはじまると食事どころじゃなくなるので今回も残してしまって残念だった。今度は早めにオーダーしたいです。

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1.SIGN OF THE TIMES
2.RISE AND SHINE
3.ONE FOR 'GREW
4.ENOCH'S MEDITATION
5.IN CASE YOU FORGOT
6.ELECTRIC RELAXATION

アンプスタンドを作ってみた

自宅で使ってるCUBE-40GX用にアンプスタンドが欲しいなあと思ってました。
買うと3000円くらいするのでなんか良い方法ないかなあと。
で思いつきました。アレがつかえるのかな?と。

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ダイソーに行ってきました。

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150円の折りたたみ椅子を買いました。

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逆さにして

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足に着いてた紐みたいなのを外して

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アンプを乗っけて

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出来た!

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良いっすね。
安定感も悪くありません。
音出してみました。
スピーカーがこっちに向いてるので音抜けが良いです。無駄にボリュームあげなくても音が全部聞こえる。

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チープですがなかなか良いです。