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緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

中牟礼貞則 84歳のお誕生日ライブ@新宿PIT INN

3月15日(水)に行ってきました。

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去年も一昨年も見に行った中牟礼さんのお誕生日ライブ。会議が入ってたのであきらめてたのですが、リスケになったのでダッシュで丸ノ内線に乗って新宿三丁目へ。

中牟礼さん以外のメンバーが登場しまずは
スタンダード中心に演奏するとのことで「Some Day My Prince Will Come」からライブスタート。
浅利史花さんをはじめて見ました。ギターの音色がすばらしいですね。

そして中牟礼さん登場。
今日もP-90フロント一発のES-175です。渋い。

1stセットでの「アマポーラ」が素晴らしくてもうコレ聞けただけで「今日は来てよかった」と思いました。というか「音楽好きでよかった」と思いました。最高です。うっとりしました。たまたま先週にこんな記事を見てたので演奏聞きながら中牟礼さんの音楽の足跡に想いを馳せてしまいグッときました。

中牟礼貞則インタビュー ~『We Love MURE san』 - JJazz.Net blog


休憩を挟んで2ndセットは浅利史花さんとのギターデュオで「Body and Soul」。
何と年の差61歳のデュオです。中牟礼さんのバッキングがキマリまくりです。うーん、これは家に帰ってから練習したい。
2ndセットは「黒いオルフェ」「Beatiful Love」が印象に残ってます。2曲とも好きな曲です。
あっという間の2時間半でした。

他に印象に残ったのは、

  • 石若駿さんのドラムの表現力はすばらしい。聞き入ってしまう。ピアノみたいなドラム。
  • 金澤さんと吉野さん2人のウッドベースのソロすばらしい。ステージにウッドベースが2人並ぶってなかなか見られないので貴重なものを見させてもらった。
  • ピーンと張り詰めた緊張感があるライブもいいけど、こんなあたたかいライブとても良い。ホームパーティーみたい。
  • 演奏者のみなさんがとてもたのしそう。見ててたのしい。

来年の85歳のライブもぜひ行きたいと思います。

ストラトキャスターというギター

かれこれ25年くらい使ってるのがこのギター。

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1974年のストラトキャスターです。
去年ES-175を買ってからたまに弾くくらいになってしまいました。
ES-175から持ち変えると個性の違いがすごくよく分かります。
同じエレキギターでも別の楽器みたいです。ピアノとオルガンくらい違います(ピアノもオルガンも弾いたことないので適当ですが)。

何が違うかというと、

  • 音が硬い。細くてシャープ。
  • ロングスケール。
  • ボディが薄くて体にフィット。弾きやすい。

ってところですかね。

ES-175と比べたらそりゃ違うだろ!ってことで当たり前なんですけどね。音も何もかもが違う。音が違うから弾き方も変わってきます。
ストラト弾いてるときはどんどん高音に向かってフレーズ繋いでいってチョーキングやビブラートでコブシ回すような弾き方をしてる気がします。
ES-175ではとにかく和音。和音がきれいに響くので弾いてて気持ちいい。なのでとにかく和音を意識したフレーズで音を繋げてるような弾き方でしょうか。

あと、すごく思うのは、工業製品としてすばらしいクオリティだなあと。
楽器なのに工業製品を感じさせるのってストラトくらいな気がします。どんなところが工業製品的かというと、

  • ネックがボルトで取り付けられてる。
  • ピックガードにピックアップやスイッチが取り付けられててボディにネジ止めされてるだけ。

という点。生産効率最優先のプロダクト。
それでいて楽器それぞれに特有のユニークさがある(作りが粗いための「個体差」ともいうけれど)。
なんとも魅力的です。

演奏するのがジャズ中心なのでストラト弾く機会は今後も多くはならないですが、良いギターなので手放せないですね。

今月聞いた新譜(2017年2月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。

カイピ Caipi (Japan Edition)

カイピ Caipi (Japan Edition)

カート・ローゼンウィンケルの新作「Caipi」です。
はじめて聞いたときは正直「何だこりゃ?」と思いました。「これはジャズなのか?」と。
そのあと夜中に酒飲みながら聞いたら「あーこれはいいわ心地よい」と思いました。
知らないうちにジャズとしてガチガチな先入観で聞いてたようです。そういうの良くないですね。音楽は音楽として楽しみたい。
ブラジル音楽です。ゆったり心地良く、程よい緊張感があります。
浮遊するようなカートのギターがすごく良いです。
聞くところによるとギター以外の楽器もカートが演ってるとか。
4月にはCaipiバンドで来日するそうなので今からライブが楽しみです。




Arclight

Arclight

ジュリアン・ラージです。
1曲が短いです。所謂ジャズ的な「アドリブの応酬」はこのアルバムには無いです。曲も3分くらいとジャズにしては短め。「あーもっとギター聞きたい」ってところで終わってしまいます。全体的にコンパクトです。なのでちょっと物足りなさがあります。
映像みるとジュリアン・ラージはテレキャスターを弾いてますね、。硬いんだけど伸びのある音がとても良い。ソリッドギターも良いなあと思いました。
ラグタイムがあったり古いスタンダードがあったりでジャズというよりもアメリカンミュージックという感じです。ジャズもアメリカンミュージックのひとつですが、「アメリカの大衆音楽」という印象の演奏です。優れたアメリカンポップスを聞いてるような感じです。





ニール・ヤングです。
70年代に出たアルバムかな?と思うような音と楽曲。去年出たローリング・ストーンズの新譜のときも思ったのですがこれくらいの人になると、変わらないこと、シンプルなこと、が1つの大きな価値なのでしょう。
ニール・ヤングはすっと変わらないですね。力強くて繊細で痛々しいところとか。
アコースティックアルバムですがブルースハープだけが歪んだ爆音なのも好きです。




今月はこんな3枚。
カートもジュリアン・ラージもそうですが、アドリブ的な要素のないジャズを最近聞くことが多いです。「インプロヴィゼーションとの距離感」って最近のジャズの重要な課題になってるなあと。

技術について知ること

最近こういう本を読みました。

歴史について、背景について、出来ること、出来ないこと、について丁寧に説明されてます。すごく分かりやすい。
新しい技術の本ってバズ的なものも含めて結構な数が出版されて消えていくと思うのですが、技術がどのような背景から生まれてどんな段階を経て、積み上げられてきたかを知ることって大事だなあと思いました。
なぜこの技術が必要なのか、この技術が使われる理由は、を知ることは技術者だけでなく全てのユーザー、全ての生活者にとっても知るべきことではないかと。
いろんな技術が登場していつの間にか新しい技術を使った製品やサービスに飲み込まれていくことが日々の生活の中に起きていて今後もそれは加速していく。そんな中で根本を見直す、あるいは振り返ること、ってすごく重要になってくるんじゃないかなと思いました。

なぜ我々はその技術、サービスを使うことになったのか、を根本から立ち戻りキチンと理解してそれらを生活の中に迎え入れていくことってもっと重要になってくるのではないかと思いました。
この本についての直接な感想ではないのですが、そんなことを考えました。

1,000時間の練習

ギターやサックスなど楽器練習をテーマにしたブログをよく読ませていただいてます。そんな中でたまに目にするのが「1,000時間を練習の目標」というもの。

何かな?と調べてみました。「10,000時間の法則」というのがあるらしく、それに基づいた「1,000時間の法則」というのものがあるらしい。

10,000時間の法則とは?

マルコム・グラドウェル氏が提唱した法則で、偉大な成功を収めた起業家や世界的に有名なスポーツ選手など何かの分野で天才と呼ばれるようになる人達に共通しているのは、10,000時間というこれまでに打ち込んできた時間が関係しているというもの。

100時間→脱初心者
1,000時間→中級者、アマチュア
10,000時間→専門家、プロフェッショナル

ということらしくまずは1,000時間の練習時間を目標に、ということらしい。

なるほど。

格闘技も分かってきたのは練習時間が1,000時間を超えてからかもしれない。
1,000時間(カウントしてないので2~3年経った頃くらい)あたりからいろんなことが見えはじめて練習も試合も楽しくなったのを覚えている。
あの時の急に視界が開けた感じは「初心者→中級者、アマチュア」の壁を乗り越えたからなのかもしれない。

で、自分はどれくらいギターの練習してるかな?と記録を見直してみたら

  • 01月:27時間
  • 12月:22時間
  • 11月:28時間

でした。
これでは年間300時間くらいしかいかない。
むー、時間を増やさないといけないですね。

ハンク・ジョーンズの有名な言葉に、

練習は、1日休めば自分に分かる。3日休めばカミさんが分かる、7日休めば仕事が無くなる。

というのがあります。
91歳で亡くなるまで日々のトレーニングを欠かさず、移動中も握力を鍛えるボールを離す事は無かったそうです。

やみくもに練習時間だけ増やすのは意味ないですが、上達の目標として練習時間を目安にするのはアリかも、と思いました。

格闘技も演奏も鍛錬が大事ですね。