彈かないと忘れることに対してやろうとしてること
ギターの話です。
プライベートでいろんなことがあり1カ月ほどギターに全く触らない日々を送っていました。
弾けなくなるもんですね。思ったように音が出せない。
何が弾けない原因かというと、一番大きな原因は和音に対しての反応です。
今弾いてる曲が何の和音で何の音で終わらせたら次の和音の何度に繋げられるか、とかが全く出てこない。
(まだ身についてなかった、ってのもありますが)
これはいかん。
でもこれからしばらくもたぶん時間が無い。
で、何とかしようと思いやろうとしてることが下記です。
- 通勤中は音楽を聴く。
- できれば仕事が早く終わったらカフェで集中して聞くようにする。
- 音楽聞くときにただ聞き流すのではなく譜面を見る。
- iPhoneに譜面をデータで入れておく。できれば自分でアナライズしたものを入れておく。
- 音楽聴きながら譜面をたどる。
- 展開・コード進行を意識して聞く(ツーファイブの使われかたとか転調のしかたとか)
- 曲の展開が分かってきたらコードトーンを考えながら聞く(「ここはDm7だから3度F、5度:A、7度:Cだな」とか「ここはG7だからオルタードだな」とか)
- そこまで出来たらギターの指板をイメージする(「Dm7→G7だからこのポジションのほうがオルタード弾きやすいな」とか)
音に対する感を鍛えるためのイメトレです。
格闘家がシャドーでフォームや距離感を確認するみたいなイメージ。
やる意味があるかどうかは謎ですがとにかくやってみます。
今月聞いた新譜(2017年3月)
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。
- アーティスト: Chris Thile & Brad Mehldau
- 出版社/メーカー: Wea
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: CD
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去年のブラッド・メルドーとジョシュア・レッドマンのデュオアルバムが素晴らしかったのでこれにも期待してたけど期待を裏切らないすばらしさ。
じつはクリス・シーリのことを全く知らなくて「ブルーグラスのマンドリン弾く人」くらいしか認識してなかったので若干「?」な気持ちはあったのですが、それが程よい緊張感になってた。
お互い歩み寄ること無く、それぞれのプレイを全うしながら、混ざり合い溶けてく、
という不思議な音楽。
- アーティスト: チャーリー・ヘイデン,カーラ・ブレイ,チャーリー・ヘイデン・リベレーション・ミュージック・オーケストラ,トニー・マラビィ,クリス・チーク,ローレン・スティルマン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/10/19
- メディア: CD
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まさかのLiberation Music Orchestraの音源の発売。2011年のライブ音源とのこと。
荘厳でありながら生命力に溢れてます。個人的にはマイルス・デイヴィスの「Blue in Green」にぐっと来ました。
- アーティスト: ROLLING STONES
- 出版社/メーカー: POLYDOR
- 発売日: 2016/12/01
- メディア: CD
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ひたすらダラダラとブルースやってます。
なんというか、往年の名選手が120kmくらいのゆるい球を投げてるような、そんな印象。
「変わらないことに価値がある」という伝統芸をストーンズが堂々とやってる、ということなのか、
「ダラダラと時間がループしていくこと」が今を生きる時代の音楽、ということなのか、
どっちなのかよく分かりませんが、老人になったストーンズがブルースをだらしなく演奏してるアルバムです。最高。
3月はこんな感じ。
他にもいろいろ買ったけどまだ聞き込めてない。
春はいろいろ環境がかわりますね。音楽と向き合う時間は大事にしていきたいです。
みきちゅの学芸会@品川プリンスホテル クラブex
3月26日に行ってきました。
3年くらい前からみきちゅさんのライブを見てます。真摯に音楽に取り組んでる姿がとてもすばらしいアイドルさんです。
今回のライブは久しぶりのワンマンでした。
活動休止などなどいろいろありましたが、過去を総括しながらも前向きな未来の見えるライブでとてもよかったです。
力いっぱいの全力投球ではなくて、さらりとゆるいボールを投げてるんだけど、きちんと熱いものが伝わるのってすごいなあという印象。
新しい曲も良かったです。
あと、着席でライブを見れるのはいいですね。
落ち着いて音楽を聞けることって大事だなあと思いました。
いつもは聞き逃してる音やフレーズも今回聞くことが出来たと思います。
オールスタンディングもたのしいんですが、たまにはこういう場所でライブやってほしいなと思いました。
ライブのあとはいつものこれでした。
テンション表
コード/コード機能でどんなテンションが使えるかな?というときのメモ(自分用メモとして)。
コード | 機能 | テンション | ||
---|---|---|---|---|
9th | 11th | 13th | ||
I(I6、I△7) | T | 9 | / | (6th) |
I-(I-6、I-7、I-△7) | Tm | 9 | 11 | (6th) |
II-7 | SD | 9 | 11 | / |
II-7(♭5) | SDm | 9/major Key | 11 | ♭13 |
♭III△7(♭III6) | T | 9 | #11 | (6th) |
III-7 | T | / | 11 | / |
IV△7(IV6) | SD | 9 | #11 | 13 |
IV7 | SD | 9 | #11 | 13 |
IV-7(IV-6) | SDm | 9 | 11 | (6th) |
V7 | D | ♭9、9、#9 | #11 | 13、♭13 |
V-7 | Dm | / | 11 | / |
♭VI△7 | SDm | 9 | #11 | 13 |
VI-7 | T | 9 | 11 | / |
VI-7(♭5) | Tm | 9 | 11 | ♭13 |
♭VII7 | SDm | 9 | #11/major Key | 13 |
VII-7(♭5) | D | / | 11 | ♭13 |
VIII○7 | D | / | 11 | ♭13 |
菊地成孔の「憂鬱と官能を教えた学校」に載ってたテンション表(バークレーで使ってやつらしい)を見ながら作りました。(「△7」とか「-7」とかの表記は書籍に書いてある表記のままです。)
とはいえ、ここに書いてあるテンション何でも使っていいか、というとそうではないです。
解決先のコードが、メジャー系 or マイナー系によってどのテンションを選ぶかが変わります。
例えば、マイナーに解決するⅤ→Ⅰであれば、
G7(♭13)→Cm7
このとき、
G7の♭13のテンションは♭E、Cm7の3度は♭E
解決先の3度の音をⅤのテンション(♭13)によってチラ見せさせるわけです。つまり♭13によって「つぎはマイナーに向かうよー」と聞き手に予告することができるわけです。
メジャーに解決するⅤ→Ⅰであれば、
G7(13)→CM7
となる。
G7の13のテンションはE、Cm7の3度はE
解決先の3度の音をⅤのテンション(13)によってチラ見してるので、「あ、つぎはメジャーのコードが来そう」と聞き手に予測させるわけです。
とはいえ、
G7(♭13)→CM7
のように「つぎはマイナーに向か、、、わずにメジャーにいくよ」
と聞き手のウラをかくような進行もあるんですけどね。