緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

「3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法」を買った

買いました。

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宇田さんのYouTubeのレッスンはずっと拝見させていただいており、かなり期待してこの教則本買いました。

期待どおりの内容です。分かりやすい。
「3年後に弾けるようになる」というのが説得力ありますね。
『すぐにできる』とか『明日からできる』とかの教則本に良い思い出が無い僕としてはこれはすごく響きました。
この本が売れてるってことは他にも同じような人が多いのでしょう。

世の中が複雑になってきて、「なんでもシンプルに考えたい」って人が多いように感じますが(特にインターネットの社会では)、物事について深く知るにはある程度の時間がかかるものです。
もちろん複雑にこんがらがったことをシンプルに紐解くことは大事な事ですが。

「簡単ですよ〜」「誰でも出来ますよ〜」「短時間で読めるようにまとめましたよ〜」と単純化することで大事なことを省略して消費させてくことに疑問を持ってる人って結構いるのかなあと思いました。

まあそれはそれとして、
3年じっくり腰を据えて音楽の理解を深めることの楽しさを大事にしたいなあと思います。

聞こえが悪かった耳が治った

耳の調子が治ったら今まで聞こえなかった音が聞こえるようになって日々の生活から受ける刺激が少しだけ増えて楽しくなった、という話しです。

8月くらいから左耳の聞こえが悪いときがあって、「低血圧が原因かな?」と思ってたのですが(僕は血圧が上95しか無い)、日曜夜に風呂上がりの耳掃除をしたときに急に聞こえなくなってしまいました。
翌日に耳鼻科に行って診てもらったら「耳にゴミが溜まってる」とのこと。どうやら耳掃除の時に耳孔の奥に押し込んでしまったらしい。
細い管を耳孔に入れて掃除機のようにブオオオを吸い取ってもらったら、小指の先ほどのゴミがゴロっと取れた。ゴミで詰まってた左耳が治って音が聞こえるようになりました。

本当によかった。

どうやら8月くらいから左耳の調子が悪かったのは耳にずっとゴミが溜まってたのが原因らしい。
2カ月ぶりに聞こえるようになったことでどんなことが起きてるかというと、今まで気づかなかった微かな音が気になる。
例えば、
紙をめくるときの紙と紙がこすれる音、
硬い靴底が床に当たるときのカツーンという音、
スプーンがお皿に当たる音、
など。高い音域の聞こえる範囲が広くなったということですかね。

で、ギター弾くときが1番衝撃というか感動があったわけです。
何気なくギターを手にとって和音をゆっくりジャラーンと鳴らした時の聞こえ方が今までと全然違ってました。

  • 低音弦の振動がフルアコ内で反響してFホールから出た音、それと弦を弾く音とミックスされて部屋の中に広がってく音
  • 高音弦の響きの中にときどき「シャリ....シャリ...」というノイズが不規則に混じる音
  • ギターの音が部屋の壁に跳ね返って不規則に反響する音

良い意味での雑味が音に深みを与えてて味わい深い音に聞こえたのでした。
和音っていいなあ、と30分くらいいろんなテンション含んだ和音を丁寧に鳴らしました。たのしかった。

しばらくするとそういう微かな音が聞こえることに慣れてしまい感動が薄れてしまうので忘れないようにここに記録しておきたい。

まとめますと、
綿棒で耳掃除すると耳垢を押し込んでしまい耳を詰まらせるリスクがあるので気をつけようね
というお話でした。

パンチの練習

尾下塾の尾下先生のセミナーを受けさせていただきました。

oshita-juku.jp

目からウロコとはこのことですね。本当に勉強になりました。
教えていただいたことに気をつけてミットを打つと自分でハッキリ分かるくらいパンチ力が増してました。これには感動。
帰りの電車でこの本をポチッと。

最強パンチ理論

最強パンチ理論

  • 作者: 尾下正伸
  • 出版社/メーカー: スタジオタッククリエイティブ
  • 発売日: 2010/12/01
  • メディア: 単行本
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教えていただいたことを本で読んで自分なりに反芻したいです。

練習のための練習をしないこと

コツコツと練習することに向いてることが自分の性質だ、と思ってるのですが、ムダなことをたくさんやって来たので以後は気をつけなくてはという話。

 

例えばギターの練習。

スケール練習には今までかなりの時間を費やしてきたけど、練習の成果として自在にスケールを操れるようになつてるかといえばそんなことは全く無く、いまだにアドリブは弾けない。

何でこんなことになったかというと、スケールの意味を理解しないで弾いてたからだろうなあと。ただの指の運動としてやってただけ。なので7度の音を弾きたい時や13度の音を弾きたいときにパッと出来ない。パッと出来ないからその場その場で音を選べない。選べないから手癖で何とかしてしまう。悪循環だ。

 

これは、意味も分からず練習をやってたことが原因だと思う。

度数を意識しないでスケールだけ練習してもただの指の運動にしかならない。指の運動として記憶することは出来ても応用は出来ない。

おんなじことは格闘技にも言えると思う。

場面を想定しないでサンドバック叩いてもただの筋肉の運動にしかならないので相手を倒せる技術にはならない。

 

意味ある練習、実践(実戦)を想定した練習をしないとなあ。

セッションかなあ。でもなあ。

とか思いながらメトロノームでイン・タイムで弾くことからはじめます。

 

 

 

 

 

 

 

今月聞いた新譜(2017年9月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。



ニール・ヤングです。
76年のレコーディングだそうです。このクオリティの録音がなぜお蔵入りになってたのか謎。
ニール・ヤングは未発表の収録がたくさんあるらしいのでどんどん出してほしいですね。
アコースティックなアルバムです。いいですね。
ハーベストやアフター・ザ・ゴールド・ラッシュみたいな研ぎ澄まされた繊細さとはちょっと違いますが、心の隙間にすっと入ってくるような演奏です。
ジャケットもいいです。




A Rift in Decorum: Live at the

A Rift in Decorum: Live at the

アンブローズ・アキンムシーレです。
トランペットのコントロールが超絶です。
エフェクトかな?と思うけど生音。
9月はこれずっと聞いてたのですが先日このアルバムがライブ盤ってことに気づきました。
拍手が曲終わりに入ってたのですが、あまりの完成度に耳が拍手をスルーしてたようです。
ガツンとした聴き応えのあるアルバムなので、大きな音で聞きたい。
ジャズ喫茶のリッチなオーディオでガツンと聞きたい。




ライヴ・イン・モントリオール

ライヴ・イン・モントリオール

上原ひろみエドマール・カスタネーダのデュオです。
もっとラテンかな?と思ったらそうでもなかったです。
超絶テクニックですね。
エドマール・カスタネーダのハープは知らずに聞いたらピアノかギターかと思いそう。
上原ひろみはいつもどおりジャズというよりもプログレっぽく聞こえてしまう(個人の感想です)。


今月はこんな感じ。