考えることカラダを動かすこと
先日柔術のセミナーに参加しました。
セミナーのテーマは『クローズドガード』。とても勉強になったセミナーでした。
セミナーでならったこと以外にも「ほほー」と思ったのがありまして。それは、先生が
「いま何でスイープされたんだろう?」
「なぜ相手はスイープできたんだろう?」
「ではどうするべきだろう?」
ということをひとつひとつ口に出して説明してくれた点です。
これがすごく分かりやすい。「これこれこうするように」と言われるよりも断然早く理解が出来た。
なぜか?
自分の頭で考える、ことが出来たからであり、考えるプロセスをガイドしてくれたからだと思う。
いろいろと考えながら柔術してると、いろいろとポイントが掴めてくる。
例えば、
- 自分の左足で相手の肩に体重かけてるから相手が動けないんだ。てことは力まなくても相手は逃げられないんだ。
- この体勢ではすでに相手のバランスが崩れてるので、急いで足を掛けにいく必要はない。なのでじっくり確実に足掛けにいったほうが良い。
など。いろいろポイントが掴めてるので、自分がどう動くのがベストかが見えてくる。
ついついがむしゃらにやってしまいがちですが、立ち止まって「いまのはなぜだ?」と考えることは大事だなあと。できれば、考える→動く→考える...を同時に出来るようにしたい、と思いました。
今月聞いた新譜(2019年2月)
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。
- アーティスト: BRO/MORGAN/BARON
- 出版社/メーカー: ECM
- 発売日: 2018/10/05
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
ヤコブ・ブロ・トリオです。
2017年7月ニューヨークでのライヴ盤。
夢の中で響いてるような音です。幻想的。
ライブ収録なのを忘れて聞いてて、曲終わりの拍手で「あ、そういえばライブ盤だったんだ」と思い出すくらい。
ビル・フリゼールっぽい音だなあ、と思ってたらヤコブ・ブロもテレキャスターを使う方だったんですね。硬質なガラスのような透きとおった音にエフェクトで広がりをもたせた感じが似てるように思います。
ヤコブ・ブロの音楽を聞くと「俺はいま何を聞いてるんだろう?ジャズ?エレクトロニカ?」とふと思うことがある。考えても解はないので深くは考えないけど。
読んだ本(2019年1月)
ここ3カ月で読んだ本です。
本の感想ではなく単に「この期間にこの本を読んだ」という備忘録。
週1冊は本を読むのですが、読んだ本全てを書くのは面倒くさいので(=「この本はイマイチだった」みたいなことは書いてて楽しくないので)、備忘録に残したい本のみをここに書きます。
- 作者: 赤俊哉
- 出版社/メーカー: リックテレコム
- 発売日: 2018/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 細川義洋
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/06/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
仕事で必要な知識を得るために読んでみました。
わかりやすいです。
要件定義に悩んでたタイミングだったのでいろいろなヒントになりました。
すぐに使えるテクニックではないですが新しい知見を得ることが出来ました。
この2冊は仕事で手の届くところに置いておきたい。そして事ある毎に手に取ることになりそう。
- 作者: 羽生章洋
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 羽生章洋
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/11/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
業務フローをつくるところを詳しく知りたかったので「はじめよう!プロセス設計」を読んでみました。
ついでに「はじめよう!要件定義」も読み返してみました。「はじめよう!要件定義」はこの3年間繰り返し読み返してます。
良書です。
要件定義やプロジェクト管理の本を何冊も読んでますが、本質的には同じことが書かれてると思います。
同じことが書かれてますがちょっとずつ違う視点や違う角度で書かれてるので、2~3冊読んでみると知識が網羅的になっていく気がします。頭の中のパズルのピースが埋まっていくような感じです。
- 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (50件) を見る
- 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (24件) を見る
「虚構が他人との協力を可能にした」
「農業革命は、史上最大の詐欺だった」
というのがインパクトがあった。おもしろい。
農耕革命で人類は以前より暮らしぶりが悪くなるが、人口の増加により以前の狩猟生活に戻れなくなった、というあたりは、現代に通じるものがあるなあと。経済成長を求めた結果、モノだけでなくいろんなものを商品化(代表的なもので債権化など)してしまい、後戻り出来なくなったような。
- 作者: 濱口桂一郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/05/07
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (16件) を見る
「長く生き、長く働く」という人生を送りたい、と考えます。そのための準備を今からしておきたい。
「ジョブ型」労働社会に対応する力を身につけてたいです。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 (光文社新書)
- 作者: 山口周
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/07/19
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (6件) を見る
「正しさ」に対するアンテナについて。
不確実で複雑で不安定な社会で、「主観的な内部の(正しい)モノサシ」をどのように身につけるか、どう鍛えるか。
など、いろいろと学びがあった。
「炎上しても稼げれば勝ち」「話題になれば勝ち」みたいな人は美的感覚を磨いて正しさに対するアンテナを持ってほしいものです。
これからの世の中は変化のスピードがさらに加速していくので、社会の様々な領域で法律の整備が追いつかなくなっていくと思います。正しさ・真実・倫理観に対する感覚を持つことはますます重要になると考えます。
正しい意思を持つために、良い芸術・良い音楽を鑑賞したい気持ちになります。
シェルプログラミング実用テクニック (Software Design plus)
- 作者: 上田隆一,USP研究所
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/05/15
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (8件) を見る
会社で使ってるプロジェクト管理ツールの処理数・未処理数・期限などの集計処理をシェルスクリプトで自動化してるのですが、Open usp tukubaiを使ってみました。tukubaiのマニュアルが本になってるということで買ってみました。この本読みながらいろいろ作っています。シェルスクリプト楽しい。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
- 作者: Al Sweigart,相川愛三
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/06/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (6件) を見る
Pythonやってみたいなあ、と思いつきで(流し読みで)読んでみました。スクレイピングをやってみたかったのですが、他にもいろいろやりたいことが見つかりました。本読みながらコツコツやってみてます。
腰を痛めました
ウエイトトレーニングで腰を痛めました。
デッドリフトが原因。
デッドリフトとはこんなトレーニングです。
wikipedia先生はこのように申してますね。
正しいフォームの習得が難しいため、トレーナーなどの監修を受けることが望ましい。
なるほどなるほど。
えーと、自己流でやりました。
インターネットで検索したハウツー動画をみて「こんな感じかなあ」と、完全に自己流で。
「短い時間で読めるテキスト」「短い動画再生時間」「分かりやすさ」を選んで、それをそのまま鵜呑みにしてしまった。。
情報はきちんとしたところから得ないとダメだなあと改めて思いました。
「1-2週間は運動しないで安静に」との診断が出たので、ずっと続けてきたジム通いも一旦お休みです。
治ったら、ウエイトトレーニングの正しいフォームをきちんと覚えようと思います。
今月聞いた新譜(2019年1月)
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。
- アーティスト: Marcin Wasilewski Trio
- 出版社/メーカー: Ecm
- 発売日: 2018/09/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
マルチン・ボシレフスキ・トリオです。
2016年8月ベルギーのジャズ祭でのライヴ盤。
静謐な旋律。そこから絶妙な余韻や奥行きが広がっていく。ECMらしいライブ盤です。
マルチン・ボシレフスキをはじめて聞いたのはたぶんトーマス・スタンコ・トリオとの共演盤、『Lontano』(2006年)だったと思います。いまでもたまに聞きます。大好きなレコード。
それからだいぶ経ってマルチン・ボシレフスキ・トリオ名義のアルバムで『trio』(2010年)を聞いたのですが、そのときは「キース・ジャレットみたいだなあ」という印象でした(当時は転職したばかりで余裕がなくこのアルバムを聞き込んでなかった)。
で、久しぶりにこのアルバムでマルチン・ボシレフスキの演奏を聞いたのですが、良いですね。すごく好き。
印象が以前とだいぶ変わりました(というか、以前はきちんと聞き込んでなかったのが原因)。
叙情的で静謐。と思ってたら、突如激しい側面を見せる場面も有り。ガツンとくる刺激物が薬味的に来るのではなく、じわじわと地面が揺れるようなグルーブを感じる激しさ(マッコイ・タイナーみたいな激しさ?いや、ちょっと違うかも)。
ECMから出てほかのアルバムも聞いてみようと思います。
ぜひライブで聞いてみたいのですが、1月に来日したのですね。1週間前に知ったので予定を空けられずライブに行けなかった。残念。
情報に疎いのは良くないですね。