緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

組みと掴みの対応

総合格闘技なので組みも投げもアリというわけで、そうなると近い距離でパンチを打ってきた相手が組み付いてくる、もしくは近い距離でパンチ打ちに行ったら相手が組み付いてきた、という展開もある(というか頻繁にある)。

先に組み付いたほうが有利とはならないわけで、体重が重い・腰(重心)が重い・体幹が強い、みたいなタイプの相手だと組み付いても逆に自分がヤラれる可能性も高い。
アリガチなのは掴みっぱなしで相手の正面に立ってしまう展開。コレだと相手にも組み付かれてしまう。首の後ろなど良いポジションを掴まれると動きを封じられてしまうので相手が有利になる。

じゃあどうするか。

  1. 掴んだら相手を崩しながらサイドに回る。
  2. 掴んだら前後左右に振り回して揺さぶる。相手を揺さぶって重心を崩す。
  3. 首相撲。ガッチリ首をとって体重で押しつぶして膝蹴り。
  4. 突き放して距離をリセットする。

というところか。

1.の場合は、サイドをキープする。正面に向かい合うポジションに直したくて相手が回ってくるので注意。サイドとったらすぐに打撃いれるとか。

2.の場合は、掴んでひたすら振り回して揺さぶる。揺さぶって相手を崩す。崩れた体制を立て直そうとした反動を上手く使って投げか刈の技をかける。

3.の場合は、ガッチリと首が取れた場合はコレは使える。真正面から首取れるような展開はなかなか無いので工夫が必要。

4.の場合は、組み技上手そうな相手ならこれで逃げるのが一番。肩を押して突き放しバックステップで距離取る。

では逆に組まれてしまった場合。
組まれたら/掴まれたらすぐに突き放すのが一番でしょうかね。
肩と腕を両手でドーンと思い切り押して突き放す。

1.サイドに入られてしまったら
勢い良くカラダひねって掴みを引きちぎる。
(横から組み付いて足絡めて倒せないかなあと、、、→試してみる)。

2.がっちり組まれてしまって投げられそうになったら
相手の腰に自分の体重が乗っからないようにうまく逃げる。乗っかってしまったら投げられる。相手も不安定な姿勢になるのでそこ狙って崩す→投げか刈。

3.首相撲取られたら
組まれた腕の上から腕を回して相手の顔に押す。顔押されて力が緩んだところでエスケープ。もしくは、肘の締めが甘くなったら肘を上に押し上げてエスケープ。

というところでしょうか。

近い距離の打ち合いの場合は組みへの展開も想定して練習しよう。