緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

体格差のある相手との組手

格闘技の話。
自分よりでかい相手との組手が苦手です。
理由は、

  • 間合いが難しい(相手の打撃が当たらない距離に下がると自分の攻撃が届かない)。
  • 自分のパンチが当たるように距離を詰めると相手の膝が飛んでくる、または首押さえられて膝蹴り連打をくらう。

つまりいつもでかい人にボコボコにやられてる。本当に苦手。帰りたくなるレベルで苦手。
練習中止して帰るわけにいかないので対策立ててるんですが今やってるのは、

  • ローキック(インロー)で相手の足を止めてから自分のパンチが当たる距離に一気にステップインしてパンチ入れてすぐステップバックして遠い距離に戻る。

これですが上手い相手には通用しない。ロー入れても出鼻くじくことにならない。普通に膝蹴り入れてくる。

なぜでかい人が苦手なのだろうか

苦手な理由を整理してみた。

  • 相手の攻撃が当たらない距離まで下がると間合いが遠くなって自分の攻撃が出来なくなる。
  • いつものすり足のステップインでは届かないため二歩もしくは大幅のステップインになってしまい相手に動きを読まれる。
  • ステップインしてパンチ打ってる時に首を押さえられて潰されてしまう。
  • ステップインのタイミングを探ってるうちに相手の蹴り技がくる(遠い距離から振ってくるので威力がある、とても痛い)。

つまり相手との距離のとり方・詰め方がヘタなのが原因ではないかと。

どう対策するか?

  • 早く動いてステップインを読まれないようにする。1挙動で距離詰める。
  • 大振りの蹴り技を貰わないようにするために一箇所で立ち止まらない。動く。
  • 動きまわる。前後の動きだけでなく左右にも。
  • 動きで揺さぶって一気に距離詰めてすぐ離れる(掴まれない・押さえつけられないようにする)。
  • 離れるときは後ろに下がらない。後ろに下がるとでかい相手は突進して来る。横の動きを意識する。

練習方法

  • でかい相手を想定したシャドー。
  • 騙す動き(フェイント)のパターンを増やす。

あとは、ずっと動いてられるスタミナが重要なので、攻撃してない時は脱力して体力の消耗を最小限にする、などの工夫は必要。緩急、緊張と緩和をうまくやる。



と、
ここまで書いてすごく当たり前の格闘技シロートみたいなこと書いてることに気がついたわけですが、こうやってひとつひとつ順を追って考えて自分に理解させないとカラダが動かないのである。
「シャドーを黙々と練習しないとボコボコにやられるよ、痛い目にあうよ」
てことをこうやって理詰めに自分に叩きこまないといけないという。
我ながらとてもめんどくさいが仕方ない。