緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2017年1月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Valse Hot - Sweet Basil 1978

Valse Hot - Sweet Basil 1978

1月はこればかり聞いてました。
ジム・ホールとレッド・ミッチェルのデュオです。ライブ盤です。
1970年代のジム・ホールは最高ですね(いつの時代のジム・ホールも好きなんですが)。
このライブはギターの生音の響きがアンプの音と混ざって聞こえてきます。
生音の質感が素晴らしいく良いです。
同じく70年代のライブ盤の『Live!』のアンプ100%の音と比べるとおもしろいです。
レッド・ミッチェルのベースも躍動感あってとても良い。
同じくジム・ホールとのベースのデュオ演奏の「Alone Together」(ベースがロン・カーター)と比較するとおもしろいです。
このアルバム秋に発売されて気がついたら絶盤になってしまってて、配信で買ったのですがどうしてもCDで欲しくて探して買いました。手に入ってよかった。
ジャズギター好きな人には是非オススメしたい。販売終了したので中古で探すしか無いですが本当に良いアルバムです。
『Live!』と同じくらい繰り返し繰り返し聞くアルバムになりそうです。





Some Other Time : The Lost Session From The Black Forest

Some Other Time : The Lost Session From The Black Forest

2016年に発売されたライブ盤。
ビル・エバンス、エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネット、あの名ライブ盤『モントルー・ジャズ・フェスティヴァル』のトリオです。このトリオでの未発表音源、しかも現時点で唯一のスタジオ録音音源。
モントルーが大好きな僕のような人にはすごく良いアルバムだなあという印象。これ聞くとモントルーを聞き直したくなります。モントルーはやっぱりすごいアルバムだったんだなあと。
モントルーのようなピリピリした緊張感はありません。演奏してる3人のプレイヤーの迫力に飲まれるような感覚も無いです。正直ちょっとゆるんだような演奏もあります。
とはいえ音も良いし選曲も良いです。未発表・お蔵入り音源としてはかなり良い方ではないかと思います。




1月はこんな感じで「新譜?」と言いたくなるような2枚でした。