緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2017年3月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Chris Thile & Brad Mehldau

Chris Thile & Brad Mehldau

ブラッド・メルドーとクリス・シーリのデュオ。
去年のブラッド・メルドージョシュア・レッドマンのデュオアルバムが素晴らしかったのでこれにも期待してたけど期待を裏切らないすばらしさ。
じつはクリス・シーリのことを全く知らなくて「ブルーグラスマンドリン弾く人」くらいしか認識してなかったので若干「?」な気持ちはあったのですが、それが程よい緊張感になってた。
お互い歩み寄ること無く、それぞれのプレイを全うしながら、混ざり合い溶けてく、
という不思議な音楽。



タイム/ライフ

タイム/ライフ

チャーリー・ヘイデンが亡くなって2年経つんだなあ、とふと検索したら見つけたアルバム。
まさかのLiberation Music Orchestraの音源の発売。2011年のライブ音源とのこと。
荘厳でありながら生命力に溢れてます。個人的にはマイルス・デイヴィスの「Blue in Green」にぐっと来ました。




Blue&Lonesome (Korea Edition)

Blue&Lonesome (Korea Edition)

2016年の年末に出たストーンズのスタジオ録音のアルバム。
ひたすらダラダラとブルースやってます。
なんというか、往年の名選手が120kmくらいのゆるい球を投げてるような、そんな印象。
「変わらないことに価値がある」という伝統芸をストーンズが堂々とやってる、ということなのか、
「ダラダラと時間がループしていくこと」が今を生きる時代の音楽、ということなのか、
どっちなのかよく分かりませんが、老人になったストーンズがブルースをだらしなく演奏してるアルバムです。最高。



3月はこんな感じ。
他にもいろいろ買ったけどまだ聞き込めてない。
春はいろいろ環境がかわりますね。音楽と向き合う時間は大事にしていきたいです。