今月聞いた新譜(2017年8月)
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。
- アーティスト: Jim Hall ジムホール
- 出版社/メーカー: Artistshare
- 発売日: 2017/06/22
- メディア: CD
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「LIVE!」というライブアルバム(75年 トロントでのライブ収録)が大好きなのですが、その「LIVE!」の未発表音源とのこと。
ブート盤みたいなものかな?と思ったら正規盤と変わらないくらい音がいい。
「LIVE!」は録音状態がすごく良いので本当に良いです。
これは買ってよかった、本当に買ってよかった。
6月に発売されて、8月に中頃にSOLD OUTになってたので無事に手に入ってよかったです(今見たら値段が倍くらいになってました)。
こういうのは見つけた時に買わないとダメですね。
いま調べたらアメリカでは何年も前に発売されったようで、日本国内でも輸入盤で手に入れてた人が多いようです。その時から評価はかなり高かった様子。今回の発売は再プレス盤とのこと。
75年のトロントでのライブは3日間だったらしいので、そのときの録音全部なのか、選りすぐりなのかは謎。
「LIVE!」と今回発売の「LIVE Vol.2-4」を収録日で分けたのかは謎。日にちバラバラで順番的にランダムに収録してあるのかも謎。このへんの情報はどこにも落ちてなかった。
とはいえ「LIVE!」から「LIVE Vol.2-4」をとおしで聞いてもまったくクオリティは一貫して素晴らしい。最高。最高の最高。
※今知ったのですが何年も前からiTunesでダウンロード販売で買えるらしいですね。知らなかった。
- アーティスト: ピーター・バーンスタイン
- 出版社/メーカー: Smoke Sessions Records / King International
- 発売日: 2017/07/20
- メディア: CD
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「Signs of Life」という94年のアルバムがあったのですがそのライブ盤です。なんと23年後に同じメンバーでライブ収録。
ブラッド・メルドー、クリスチャン・マクブライド、グレッグ・ハッチンソン、ピーター・バーンスタインというメンバー。
「Signs of Life」の曲は1曲めと4曲目のみ。
ブラッド・メルドーが聞きたくて買ったのですが、やっぱりブラッド・メルドーのピアノは素晴らしいです。
ピーター・バーンスタインは今まであんまり聞いてこなかったのですが、シングルノート中心で音和少なくて渋いですね。味のあるシンプルなメロディーなところがグラント・グリーンみたいだなと思いました(いや、ちょっと違うかな?でもそうかな?)。
音和少なくても印象に残るフレーズを弾くにはどうしたら良いか、に悩んでるギタリストはすごく参考になると思います。僕はすごく参考になりました。
- アーティスト: チャールス・ロイド・ニュー・カルテット
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2017/08/23
- メディア: CD
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古いアルバムを数枚くらいしか聞いてきて無くて、あまり印象に残ってなかったのですが、このアルバムすごく良いです。
これからチャールス・ロイドは掘ってみようと思いました。好きなテナーの音です。ほんとに良い。
繊細で且つ言いたいことを的確に言葉にしてるようなテナー。すごく好きなタイプです。
古いアルバムではゴリゴリ吹きまくる印象であまり好きになれなかったのですが、完全に印象変わりました。素晴らしい。
あと、ジェイソン・モランのピアノが良いです(もともとはジェイソン・モランのピアノが聞きたくて買ったアルバムでした)。
これからも長く聞きそうなアルバムです。
今月はこんな感じ。
そういえばジム・ホールは新譜では無かったかも。
そろそろ年末の来日が決まってくる頃ですね。
ブルーノート東京でのロバート・グラスパー・トリオが決まったところですが、そろそろ年末の予定をお財布と相談しながら決めていきたいです。