緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月読んだ本(2018年1月)

今月はこんな本を読んだ。
という記録を残していくことで自分の読書へのモチベーションを上げていこうと思っています。モチベーションアップによって読書量を大幅アップさせることが狙いです。
とはいえ、
オススメ記事的なことや評論家ズラした書評みたいなことは書きたくないので、個人の感想だけを淡々と書きます。



最近のAmazonの企業活動トピックスをザザッとまとめて知るには良い本と思います。
ユーザーが個人情報を喜んで差し出すようにするためには、消費活動を押さえてしまう方法が結果的に早かったんだなあと。
「配達が早い」「映画が見放題」「音楽が聞き放題」といった利便性をエサにすることでユーザーは個人情報を喜んで差し出したわけで。それによってAmazonは「ビッグデータ企業」になり得たということなんだなあと。
うーん、消費活動のみを生活行動全てのデータかのようにAIに解析されるのは気持ちいいものじゃないですね。
あと、最終章でジェフ・ベゾスへの苦言がつらつらと書かれてるのはちょっとおもしろかったです。



ビジネスの話題をまとめ読みしたかったので読んでみました。
IT関連の話題に重点を置いてます。
広く浅くですがこれくらいが丁度良い。分析や私感のノイズがなく事実だけを知りたいので自分的にはよかったです。
1テーマ10ページくらいの内容を何人かのコンサルタントが執筆してるのですが、コンサルタント毎に内容のクオリティにバラツキあるように感じました。バラツキとは「それは知らなかった」というのもあれば、「それは知ってるのでもうちょっと情報ほしかった」という粒度のこと。
仕事面での自分の立ち位置のヒントになったと思います。



地域の問題に興味があり読んでみました。
読んでから気づいたのですが若い人(大学生くらい?)向けに書かれた本のようです。就職を控えてる人がこれ読むと良いだろうなあ。僕もこの本を20年前に読みたかった。
コミュニティデザインってコンサルみたいなものと思ってたのですが全然違いますね。主体性を育て持続可能な活動にしていく、ということらしいです。なるほど。
この本には「主体性を育て持続可能な活動にしていく」につうてのノウハウや手法を紹介してる訳ではなく(というか全部違うので共通のやり方が無い)、コミュニティデザインの経緯や位置付けについて書かれてます。概念的ではなくリアルに。
若い人向けの本ですが、仕事で悩んでる若くない人もこの本読むといいんじゃないかな、と思います。
社会人を長くやってると思うことがあります。
効率化のためにフレームワークで問題を単純化しがちだけど、それって部外者ばかりがターゲットになっていて実際にそのサービス(あるいはプロダクト)を使う人にとってはハッピーじゃないのでは?
とか。
効率化や利益最優先のために見当違いなことをもっともらしい言い方でゴリ押ししてるだけじゃないのかな?
とか。
こんなこと考えるのは自分のビジネスに対してのバランス感覚が鈍いからでは?とずっとモヤモヤと悩んでたのですが、この本を読んで少し安心してスッキリしました。
経済をまわして大きくしていくことが豊かさ、という価値観に疑問を持ってる人はこの本からいろんなことが得られると思います。