緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2018年1月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Small Town

Small Town

トーマス・モーガンとビル・フリーゼルのデュオです。
2016年3月ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音。
淡々と言葉を選んで話しかけるような演奏。ギターもベースもそんな印象の演奏です。この2人似てるんですかね。
ビル・フリーゼルは相変わらず浮遊感ある音です。良い音ですね。こんな音をギターで出してみたい。
粒立ちカッチリした光沢が鮮やかに感じる音もあったり、カラリとした太陽と土の匂いがする牧歌的に感じる音があったり、エフェクトで音に大きく変化をかけてるわけではないのに曲によってギターの音の表情が変わる。すごいなあ。
トーマス・モーガンは相変わらず音和が少なくていいですね。言葉を選んでじっくりと話す。言葉は少ないけれどひとつひとつの言葉はしっかりと重みがあるみたいな。


Bill Frisell & Thomas Morgan – Small Town #1



Unloved

Unloved

マチェイ・オバラ・カルテットです。
ECMらしい耽美な音です。
静かな美しい演奏ではじまって「ああ、ECMっぽい。」と思ってたら、5曲目くらいから激しくなります。じわじわと淡々と。青い炎が勢いを増して静かに大きく揺らめくように。
激しいなかに静寂さが感じられる音。すごく好きです。



Maciej Obara Quartet – Unloved



1月はこの2枚ばかり聞いてました。
新譜のほかはいつものようにジム・ホームとかマイルス・デイヴィスとかキース・ジャレットとか。
忙しくても音楽聞く時間はなんとか確保したいです。