緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月読んだ本(2018年4月)

2カ月休みがなかったのですが、ようやく土日は仕事全くしないことが出来ている。徐々に生活のペースが戻りつつあります。
少しずつ本を読んだり音楽を聞いたり、いつもの生活を取り戻せている。心に余裕があるってすばらしいです。

さて4月に読んだ本です。

新書にありがちなこういう煽りタイトル。こういう本を手にとることはしないのですが、この本は良かったです。
常識や教養を支えるものは美意識である、という話です。
直感や感性を磨く上でも美意識を磨くことは重要である、とのこと。
なるほど。
個人的にはネットの炎上に群がる人たちを思い出しながら読んでました。
美意識を鍛えることで今の世の中の混沌ってすこしおさまるのかなあとかふと頭をよぎりました。
この本には「美意識の鍛え方」ということは書かれてません。美意識の重要性だけが書かれてます。
仕事の上で指標を見失ってる人、数字目標で達成できることに違和感を持ってる人、は読んでみると新しい視点を得られるかも。



音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)

音楽の聴き方―聴く型と趣味を語る言葉 (中公新書)

ちょっと読みにくかった。表現が大仰なところがなんとも。。
しかし音楽を言葉にするってこういうことなのかな、と。
言葉の重みや言葉の飾り付けが「優れた音楽を言葉で伝える」ことには必要なのであろう。読み進めるうちに理解が出来ました。
「音楽を言葉で語る」って今では多くの人が日常的にやっている。しかし「この言葉で足りてるの?」「こんな拙い言葉でいいの?」ともどかしくなることが多い。この本に書かれた様々な側面から「音楽を言葉で語る」を知ることは大事だと思う。
煽り文句でチープな音楽を聴かせられることに怒りを覚えることが多い。SNSを見てるとそんなのばかりでうんざりする。
「音楽を言葉で語る」とはどんなことかを知ることは重要では、と思った。


以上、今月は新書2冊。
通勤時間以外に読書時間がほしいなあ。
新書のようなライトなものでなくガッツリした濃さの本を時間かけて読みたい。