緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2019年6月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Terrible Animals

Terrible Animals


ラーゲ・ルンドのリーダー作です。

Lage Lund (g)
Sullivan Fortner (p)
Larry Grenadier (b)
Tyshawn Sorey (ds)

春が過ぎた頃からラーゲ・ルンドを聞くことが多くなってます。
好みの音、好みのハーモニーというのが大きな理由な気がします。
落ち着くんですよね。
「ギターの演奏を聞いた」という満足感があります。
ジム・ホール的だから?パット・メセニーっぽいところが時々あるから?
いやそんなことはない。ぜんぜん違う。でも何となく過去のジャズギタリストたちの持ってる系譜的なものがチラリと見えそうな瞬間があったり。
新しいんだけどどこか伝統的な感じ。

演奏としては、全曲オリジナルです。
クリスクロスレーベルから出たカルテットはこれで5作目だけど、前作はニューヨークのリズムセクションに「ヨーロッパ的なジャズギターが入ってる」的な調和と違和感のバランスがおもしろかったけど、今作はちょっと違う印象。演者全員がスイングしてる印象がありました。