緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

今月聞いた新譜(2018年2月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス

ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス

狭間美帆さんです。
モンクのソロピアノをオーケストラで演るという企画もの。
くわしくはこちらの記事。
mikiki.tokyo.jp
「オーケストラでモンクのソロ?」とちょっとビビりながら聞いたのですが、すばらしい録音。
華やかな演奏がモンクのソロに意外とあいます。というかはじめからこういう音楽としてあったかのような確固たる演奏。
それでいてモンクらしさが損なわれてないのはスゴイ。


MITCHELL, ROSCOE

MITCHELL, ROSCOE

ロスコー・ミッチェルです。
2月は仕事が超ハードで、精神的にも体力的にも消耗してたのに何故このアルバムを買ったのか謎。
しかし結果的にすごくよかった。
テクスチャーとしての音楽という印象。それでいて調和はきちんとある。なんというか自分の語彙力では表しきれない感じ。心身ともに疲れてたんだけどうまくストンと嵌った感。
何度も聞きたい種類の演奏ではないけど、何度か聞くと思う。


Roscoe Mitchell – Bells for the South Side


今月はこんな感じ。

今月読んだ本(2018年2月)

今月はこんな本を読みました。

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

分析という仕事に対する責任や気持ちの持ちようが丁寧にかかれてます。
正確な数字を出すことが目的になってしまうことが実際自分の仕事でもあったので、うなりながら読みました。
むー
もっと前に読んでおけばよかった。


はじめよう!  要件定義 ~ビギナーからベテランまで

はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで

今一番困ってることが要件の握り方。
これで失敗して今とても苦労している。
なので復習のようなどろどろした気持ちで読みました。
感想を書くような類の本ではないので詳しい内容は書きませんが、分かりやすいです。でも必要なことは書かれてるのではと思います。
必要なことはが分かりやすくアタマに入ってくるのがとても良い。
繰り返し読んだほうがよさそう。忘れた頃とかに。

仕事が絡みの本ばかりになってしまった。

テーマを弾く練習

先日ギターレッスンに行ったときに、最後にちょっとだけセッションになったのですが、テーマを何度か弾き間違えてしまった。
これはまずい。
そういえば、コードトーンの練習ばかりやっててテーマを弾くことって最近やってなかった。

というわけで、
コードトーンを中心にテーマを弾く練習をし始めてます(正確にいうと最近仕事が忙しくてギター触れてないので、し始めたところで中断してるのですが)。
どんな練習かというと、

  • テーマを黒本のとおりに弾く
  • 何度も弾く
  • 間違えなく弾けるようになるとだんだん飽きてくる
  • 半音下から入ったり、3度のところで前後半音をタララとしたり、5度6度を行ったり来たりして遊んでみる

という練習。
結果アドリブの練習になってるような気がしてきました。
しばらくこの練習をつづけようと思います。

井上智トリオ@江古田 そるとぴーなつ

2月10日(土)に行ってきました。

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「Have You Met Miss Jones? 」からスタート。
セットリストをメモした紙をなくしてしまったのですがこの日もスタンダード中心でした。
前半の「Scrapple from the Apple」、「My Funny Valentine」がよかったです。
とくに「My Funny Valentine」は激しい演奏でよかった。
ジム・ホールの「Waltz New」はいつも楽しみにしてるのですが、聞くたびにしみじみ良いなあと思います。うっとりしてしまう。

この日は1番前の席に座りました。
目の前に井上智さんのギターが置いてありました。ここぞとばかりに細部まで観察しました。興奮しました。

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アンティーク家具のようなうつくしさ。



1番まえでライブ見ると手の動きが気になってしまうので次回は後ろでみたいと思います。

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今月聞いた新譜(2018年1月)

例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。


Small Town

Small Town

トーマス・モーガンとビル・フリーゼルのデュオです。
2016年3月ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音。
淡々と言葉を選んで話しかけるような演奏。ギターもベースもそんな印象の演奏です。この2人似てるんですかね。
ビル・フリーゼルは相変わらず浮遊感ある音です。良い音ですね。こんな音をギターで出してみたい。
粒立ちカッチリした光沢が鮮やかに感じる音もあったり、カラリとした太陽と土の匂いがする牧歌的に感じる音があったり、エフェクトで音に大きく変化をかけてるわけではないのに曲によってギターの音の表情が変わる。すごいなあ。
トーマス・モーガンは相変わらず音和が少なくていいですね。言葉を選んでじっくりと話す。言葉は少ないけれどひとつひとつの言葉はしっかりと重みがあるみたいな。


Bill Frisell & Thomas Morgan – Small Town #1



Unloved

Unloved

マチェイ・オバラ・カルテットです。
ECMらしい耽美な音です。
静かな美しい演奏ではじまって「ああ、ECMっぽい。」と思ってたら、5曲目くらいから激しくなります。じわじわと淡々と。青い炎が勢いを増して静かに大きく揺らめくように。
激しいなかに静寂さが感じられる音。すごく好きです。



Maciej Obara Quartet – Unloved



1月はこの2枚ばかり聞いてました。
新譜のほかはいつものようにジム・ホームとかマイルス・デイヴィスとかキース・ジャレットとか。
忙しくても音楽聞く時間はなんとか確保したいです。