緊張と緩和

ギターとかジャズとか格闘技とか

記憶すること理解すること

ギターの話です。
中学生から20代半ばまで10年間くらいギター弾いてたのにギターを思うように弾けないのはなぜだろうか?とふと考えました
(20代半ばから20年くらいほとんど弾いてなかったですが)。
指のカタチだけを覚えて演奏してたのが原因だなと。そのため全く身につかなかったんだろうなあと。
理論なんて勉強する必要ナシ、音楽は感性でやるもの、と思ってましたからね。バカですね。

ギター(とくにロックギター)は変なもので自分が今弾いてる音がドなのかラなのかさえ分からなくてもペンタトニックの指のカタチさえ覚えてればなんとなくサマになってしまうんですよね。後ろで鳴ってるコードが何だろうが関係なし、ちょっとズレててもエモいとか味ということにしてしまってごまかす。音楽としてどうなんだよ、と今になって思います。

同じことを繰り返さないようにしたいです。
なので今は音の意味を考えて練習するようにしてます。
スケールも度数(たとえばメジャースケールだったらR、9、△3、11、P5 、13、△7。オルタードだったらR、♭9、♯9、△3、♯11、♭13、m7とか)で覚えるとか、曲のコピーも和音・スケールの何度を弾いてるかを意識するとか。

フレーズ集を弾いてみるときに何も考えずに指を動かすことばかりに集中しがちですが、そこはしっかり意味を考えることに時間をかけたい。そのほうが結果はやく上達すると思います。

反復練習によって出来るようになることはもちろんたくさんあります。でもそれだけだと練習した曲しか弾けません。
日本語を習得したい外国人が「あいうえおかきくけこさしすせそ・・・」と毎日書きとり練習しても日本語で会話出来るようにはならないのと同じで。意味を考えないと身につかない。
なぜここでこの音が使われてるのか、なぜこの音階はこの並びなのか、なぜこの和音が出てくるのか、などを理解することが重要だなと。自戒をこめて。