今月聞いた新譜(2018年10月)
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。
- アーティスト: Ethan Iverson/Mark Turner
- 出版社/メーカー: Ecm
- 発売日: 2018/09/07
- メディア: CD
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マーク・ターナーとイーザン・アイヴァーソンのデュオです。
このヂュオはめずらしいなと思ったのですが、ビリー・ハートのカルテットでアルバムを2作残してました。ほほー。
クラシカルなピアノに、静かで広がりあるサックス。
音数は少ないけど空間にじんわりと広がっていく。
水彩画のような演奏です。
マーク・ターナーの音色が華やかで美しいので、淡いけど色彩豊かな印象。
「ギリギリとした緊張感あるセッションの応酬」という感じはなく、「静かな対話」という印象ですが、ところどころで激しさが垣間見えるときがあります。青白い炎がかすかに見えるような。
淡々としてほどよい緊張感で、聞いてて心地よいです。
10月初めにイヤホンを失くしてしまい音楽聞く時間が作れなかった(だいぶ経ってからイヤホン見つかった)。
集中して音楽聞く時間を作りたいですね。
もうちょっと寒くなったら、お風呂で湯に浸かりながら音楽聞きくようにしようかな、と思ってます。
Fire HD 8 タブレットを買ったことと思ったこと
購入目的は、柔術の動画(教則DVD)を通勤電車の中で見るためです。
柔術の技は何度も練習してカラダに染み込ませて覚えるのが一番なのですが、
- 仕事もあるのでどうしても練習が週1~2回になってしまう。
- 週1~2回ペースだと覚えるのに時間がかかってしまう。
- ならば動画で繰り返し見れるようにしよう。
となったわけです。
しばらくはiPhoneで動画見てたのですが、小さくて見にくい。目がショボショボに疲れてしまう(もう若くないので)。。
ならばタブレットを買うか!と思ったのですが、iPadは高い。家計のことを考えると、ちょっと高い、かなり高い。かなり勇気と決断力がいる。。そんなときにAmazonプライムデーでFire HD 8 タブレットが39%オフで販売してるのを見つけました。なんと5,480円!
iPhoneに比べたら出来ることはかなり制限されるのですが、「動画見るだけならこれで良し」と割り切ることにしました。
商品届いて(いっしょにMicroSDカード32Gも購入)、さっそく動画をいれました。
なんの問題もありません。
普通に動画が見れます。うん、買ってよかった。
実は買ってしばらくして全く使わない時期が1カ月くらいあったのですが、9月くらいからまた使っています。
使わなかった理由は、
- 操作性がイマイチ。触ってて楽しくない。Apple製品に比べると無機的な「モノ」という印象。
- 楽しくないので触る回数減る。
- 目的・動機がないとカバンに入れて持ち運ぶことはない。
- 家の中では使わない(自宅にはMacがあるので)、ますます触らない。
ということで1カ月くらいホコリかぶってました。
最近はカバンの中に必ず入れてます。というか、入れるようにしてます。
柔術の技を覚えなければという気持ちが最近強くなったためです。
あとは、
使い方を割り切って買ったものなので購入目的を遂行させようという気持ちもあります。
そもそも動画を見るだけのために買ったものだから。
不満は多少あるけど、モノは使いみちがあってこそのなので。
なんというか、
モノに楽しませてもらってることに慣れてしまうのは良くないなあと。
モノに依存してしまう生活はしたくないなあ、と思ったわけです。
便利なモノがいろいろ生活に溢れてきてますが、モノとは上手にお付き合いをしたい。
そんな想いを持ちながら今日も通勤電車の中で動画を見ています。
質実剛健な通勤のお供。気に入ってます。
今月聞いた新譜(2018年9月)
例によってリリースされて半年未満のものは新譜という括りで。
- アーティスト: John Surman
- 出版社/メーカー: Ecm Records
- 発売日: 2018/01/19
- メディア: CD
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ジョン・サーマンです。
ECMらしい美しいジャケットですね。
ドラムとベースが参加してないためか、ゆったりとしてます。
少ない音数で淡々としてるのですが、軽やかでやわらかです。
なんというか、牧歌的な印象。
音色がすごく美しいです。
ジョン・サーマンのソプラノもバスも素晴らしいのですが、ピアノもヴィブラフォンもすごく音色がきれい。
音と音の共鳴をたのしむことができます。
全体的にはすごくゆったりと落ち着いたアルバム。
秋が深まる季節に聞くといいかもしれない。
最近は格闘技とジム通いが忙しく、音楽聞く時間があまり持てませんでした。
ギターもしばらく弾いてない。
そんな時期なんでしょうかね。
10月はマーク・ターナーとイーサン・アイヴァーソンのデュオがECMから出るらしいのでたのしみです。
旅
なんにもないところに旅に出たらいろいろと気持ちがリセットされたという話です。
今年の夏のお盆をすぎたころに旅に出ました。人里離れた温泉宿です。
どのくらい人里離れてるかと言うと、
- 都心から高速道路で2時間
- 高速道路をおりて一般道の山道を1時間(その間にダムや牧場を通る)
- クルマではこれ以上いけないというところに駐車
- そこから徒歩で山道(途中に崖、倒木、ぬかるみ、などアリ)を1時間半
という、なかなかハードな道のりです。
そんな人里離れた温泉宿なので、ショッピングやスポーツ&アクティビティなんて設備はありません。
なので、山を眺めたり、渓流の水を眺めたり、温泉に浸かったり、という時間を過ごしました。
ひたすらぼーーーーっとしてました。
ゆっくり流れる時間は贅沢ですね。
耳に聞こえる音も川のせせらぎと鳥の声くらい。
時間や人に振り回されたり、不要な欲や怒りに振り回されたり、そんなことを毎日繰り返してるわけですが、自然の中にいるとそんな日常が小さなことに思えてきます。
モノに困ってないのに、新しい商品に意味なく欲望を掻き立てられたり、
自分と関係ないことに、不快感を掻き立てられてイライラしたり、
どうでもいいことに自分を浪費することはつまらないなあと。
つまらないことに自分のエネルギーを使ってきてもったいななあと。
そんなことをぼんやり考えたわけです。
定期的に人里離れた場所に来ることを自分のルーチンにしたいなあと思います。
カート・ローゼンウィンケル・トリオ@丸の内コットンクラブ
9月5日(水)の2ndセットに行ってきました。
メンバー-は、
Kurt Rosenwinkel (g)
須川崇志 (b)
Mark Whitfield Jr.(ds)
※ ダリオ・デイッダ (b) が体調不良により来日が叶わなくなったため、 代わりに 須川崇志 (b) が出演することとなったそうです。
受付でピックをいただきました。
渋谷ウォーキンさんからの来場者へのプレゼントです。
ウォーキンさんはコットンクラブのロビーにWestvilleのカート・ローゼンウィンケルのシグネイチャーモデルを展示してました。VanguardとButterです、カッコいい、弾いてみたい!(写真は撮り忘れました)。
コットンクラブではいつもステージ向かって右のカウンター席に座ることにしてる。ステージから距離はあるけど、一段高くなってるのですこしだけ見やすい。今回のいつものカウンター席に着席。
ほどなく開場が暗くなりライブスタート。
ギターはWestvilleのVanguardです。
例のアタック音の少ないカートの音色です。
足元はよく見えなかったのですが、想像してたよりペダルは多くないように見えました。ペダル操作してる仕草も少なかったような気がします。
ライブ全体を通した感想は、
「セッション的な『バチバチにプレイヤー同士がぶつかり合う演奏』とは対局な演奏だなあ」と感じました。
なんというかピリッとした緊張感は感じなく、ふわっと穏やかな印象です。
といってもバリバリにスピード感あるスリリングな曲も何曲かあったのですが、不思議に穏やかに聞いてられる。音色のせいですかね?なんだろ?
あと、カートが意外と良いガタイしててデカかった。Vanguardが小さく見えました。
あっという間の80分でした。
エフェクターボードの写真撮りたかったが忘れてしまった。
久しぶりのライブでしたが楽しかった。
落ち着いてゆっくり音楽に浸れるのは良いです。