松原慶史Standard Trio @江古田 そるとぴーなつ
11月3日(金)に行ってきました。
(今回は写真撮り忘れたため画像なしです)
スタンダードのみを演奏するライブです。
松原慶史(guitar)
落合康介(bass)
大村 亘(drums)
ギターの音が美しいです。
鐘のような透明感があり広がりがある音。
ギターはアイバニーズのPM2-AAでしょうか。パット・メセニーモデル。すごくいい音。
何曲かエレガットに持ち替えて弾いてましたがエレガットの音がほんとにすばらしいほんとーにすばらしい。
Ryosuke Kobayashi Guitarsというところのエレガットらしいです。
www.kobayashiguitars.com
ライブのほうはというと
スタンダードのみということですが知らない曲もありました。
途中でスタンダードってことを忘れて聞いてました。
あと、ドラムの大村 亘さんがすばらしくよかった。
松原慶史さんのライブははじめて行ったのですが、スタンダード以外の演奏も聞いてみたいです。
そういえば、
足元にはこれが置かれてました。
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ちょっと欲しくなりました。
「3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法」を買った
買いました。
宇田さんのYouTubeのレッスンはずっと拝見させていただいており、かなり期待してこの教則本買いました。
3年後、確実にジャズ・ギターが弾ける練習法 (模範演奏CD付) (リットーミュージック・ムック)
- 作者: 宇田大志
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2017/09/25
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期待どおりの内容です。分かりやすい。
「3年後に弾けるようになる」というのが説得力ありますね。
『すぐにできる』とか『明日からできる』とかの教則本に良い思い出が無い僕としてはこれはすごく響きました。
この本が売れてるってことは他にも同じような人が多いのでしょう。
世の中が複雑になってきて、「なんでもシンプルに考えたい」って人が多いように感じますが(特にインターネットの社会では)、物事について深く知るにはある程度の時間がかかるものです。
もちろん複雑にこんがらがったことをシンプルに紐解くことは大事な事ですが。
「簡単ですよ〜」「誰でも出来ますよ〜」「短時間で読めるようにまとめましたよ〜」と単純化することで大事なことを省略して消費させてくことに疑問を持ってる人って結構いるのかなあと思いました。
まあそれはそれとして、
3年じっくり腰を据えて音楽の理解を深めることの楽しさを大事にしたいなあと思います。
すみだストリートジャズフェスティバル2017に行きました
8月19日(土)と8月20日(日)の2日間行ってきました。
見たライブは下記。
8月19日(土)
中村恵介HUMADOPE
よかったです。
すみだパークスタジオというきちんとした会場で見れたのもよかったです。フェスだと野外になってしまいがちなので、細かい音のニュアンスが聞けなかったりするのですが、きちんとした音で聞けて本当によかったです。
リハーサルでチャーリー・パーカーの「Billie's Bounce」をやった以外はオリジナルでした。曲いいですね。
すみだジャズフェスの一発目をこのセッションから聞けたのは本当によかった。
バンバンバザール デラックス
久しぶりに見ました。
楽しいですねバンバンやっぱり最高に楽しい。みんな笑顔になるライブでした。
「ハッとしてグー」聞けたのよかった。
次の会場にいどうするために最後まで聞けなかったのが悔やまれます。
あと「恋はねずみ色」は名曲だなあと改めて思いました。
バンバンは別の機会にライブに是非行きたい!
Vintage Guitar Trio
場所が、
東武ホテルレバント東京1F「ロビーラウンジ クリスタルムーブメント」
というところでした。ホテルのラウンジです。
ホテルがこういう場所を提供いただけるの良いですね。
ただ、、、音はちょっとなあという印象。
反響して音が聞き取りにくく、、、。
お祭りなので、贅沢言っちゃいけないんですけどね。
演奏は素晴らしかったです。
中牟礼貞則さんのギターはさすがの美しさ。
浅利史花さんのギターはめちゃめちゃ渋いです。まだお若いのにいぶし銀の渋さ。
田辺充邦さんははじめて聞いたのですがソロの歌ってる感すごかったです。
こういう品のある場所にふさわしい演奏聞けて満足。
この日は最後に
吾妻光良&The Swinging Boppers
を見る予定だったのですが雨がひどくなったので断念。
あとで気づいたんだけどこの日一枚も写真撮らなかった。
8月20日(日)
RS5pb (RUIKE SHINPEI 5 piece band)
天気が回復したので野外ステージの類家心平さん見ました。
個人的にはロックフェスのような盛り上がりって苦手なんですがたのしかったです。
大型フェスの野外ステージっぽい。夏らしくていいですね。
新宿PIT INNでみるRS5pbとはちょっと違った印象でした。よかった。
Gecko & Tokage Parade
はじめて見ました。
ピアノ、ギター、ベース、ドラムのカルテットです。
カルテットというより4人組インストバンドって感じですかね。
ゲーム音楽とかアニメBGMみたいな印象受けました。
何曲か「お!」と思う曲ありました。
モチーフをミニマルに展開していってリズムや音量で上げてくような曲が多いかなと思いました。
鈴木勲x中牟礼貞則
今年のすみだジャズフェスで1番たのしみにしてたのはこのセッションです。
前日に行ったすみだパークスタジオです。音が良い会場でみれてありがたい。
全曲スタンダードの演奏でした。
中牟礼さんのギターはため息が出るくらいの美しい演奏。
OMAさんはいつものピッコロペースでブリブリとパーカッシブな音を奏でるのですがソロはすごく繊細なメロディーを弾いてたのが印象的。
曲目をメモするのも忘れて聞き入ってしまいました。
Body and Soul
All The Things You are
黒いオルフェ
Beautiful Love
がとくによかったです。
お二人とも今年84歳とのことですが、このデュオはまた是非見たいです。
今年のすみだジャズフェスも最高でした。
すみだジャズフェスが終わると夏もおわりな気持ちになりますね。
来年もたのしみです。
井上智トリオ@江古田 そるとぴーなつ
7月22日(土)に行ってきました。
今年の1月に続きて行ってきました。
tomohironozima.hatenablog.com
1曲目の「Beautiful Love」からすばらしくかったです(ジム・ホールとミシェル・ペトルチアーニのライブアルバムが大好きってのもありますが)。
あとの曲目は忘れてしまいました。この日は格闘技の練習帰りだったのでペンも手帳も忘れしまったため、、、。
いつもながら井上智さんのギターの音は素晴らしいです。繊細でありながら力がぐっと入ってて歌うようにギターが鳴ってます。ああ、素晴らしい。
後半にトランペットの方(お名前失念してしまいました)が飛び入りで参加して「All The Things You Are」、
アンコールにトランペットの方が再び参加、ベースの方も飛び入りして増原巌さんと交代、で「Sandu」を演奏して終了。
トランペットを加えたカルテットの演奏も聞けてお得感ありました。
それで、ライブの感想でもなんでもなく余談なのですが、
スタンダードはあらためて良いなあと思いました(最近コンテンポラリー寄りのものばかり聞いてたので)。
スタンダードを弾きこなせたらこの日のライブのように飛び入りではじめてあったもの同士でもジャズセッションが出来てしまうって素晴らしいなあと、あらためて思いました。
最近弾いてないので、練習してスタンダードのレパートリーを増やそうと思いました。
オルタードスケールのこと
「ジャズっぽいフレーズ弾くにはオルタードスケールを覚えなさい」
ってほんとによく言われます。
#や♭がたくさんついた不安定なスケールなので、オルタードスケールを使うと良い感じで不安定なフレーズになります。
覚えておくと便利なオルタードスケール。
どうすればオルタードスケールをおぼえられるのか。
以前に、
メロディックマイナースケールの半音下はオルタードスケールと同じものになります。
(例:D♭メロディックマイナー=Cオルタードスケール、Fメロディックマイナー=Eオルタードスケール)
ただし「メロディックマイナーの半音下」という覚え方は意味がなくて、R・♭9・#9・3・#11・♭13・m7
と覚えないと音の役割を理解しないことになります。
と書きました。
メロディックマイナースケールを理解してる人であれば「半音下」と言われてもパッと反応できるでしょう。しかしメロディックマイナー・スケールは難しいので「半音下」と言われてもパッと反応できずフレーズが出てきません(僕のレベルだとほんとうに出てきません)。
ちょっとムリです。絶対ロストします。
では、他におぼえ方のヒントはないものか?
Cオルタードスケールは、
C・C#(D♭)・D#(E♭)・E・F#(G♭)・G#(A♭)・A#(B♭)
となってます。これをインターバルでみると、
「半・全・半・全・全・全・全 」
となります。
「全・全・半・全・全・全・半 」(メジャースケールのインターバル)
と似てますね。
ていうかルートを半音上げれば、オルタードスケールと同じになる。
つまり、
オルタードスケールとは、『メジャースケールのルート以外の音が全部半音下がっている』という捉え方ができるわけです。
Bメジャースケール:B・C#(D♭)・D#(E♭)・E・F#(G♭)・G#(A♭)・A#(B♭)
Cオルタードスケール:C・C#(D♭)・D#(E♭)・E・F#(G♭)・G#(A♭)・A#(B♭)
Bメジャースケールを弾いて、B音を半音上げてCで弾くとCオルタードスケールになるわけです。
わかりやすい。
ただし、これも音楽的な理解という面ではイマイチです。
「Cオルタードを弾くところはBメジャースケールのツーとだけ半音上げ」という意識で弾くとルートからのインターバルを見失います。
うまく音に反応できそうにないです。これはこれでキツイ。
ただし、運指をこの方法でおぼえるという手は有効だと思います。
慣れ親しんだメジャースケールのルートを半音上げるだけなので運指練習はやりやすい。
じゃあどうする?って話しですが、
オルタードの音を1ポジションで押さえられるところを自分で作って、コードフォーム的にアルペジオのように鳴らす練習が一番効果的と思います。
あとは、オルタードスケールをいっぱい弾くとかですかね。
チャーリー・パーカーがⅤ7で弾くフレーズをコピーするとか。
でも、まずはコードフォームのようにスケール内の音をクローズドで一度に押さえられるポジションを自分で作って、Ⅴ7のときはそのポジションをアルペジオのように弾く。
今僕はその方法で練習しています。
この方法だと、
| G7 | Cm7 |
のような進行の場合にGオルタードスケール弾いて、Cm7のコードトーンにつなげることもやりやすい。ルートからの度数が見えやすいのでどんなふうに着地するかをイメージしやすい。
「ビバップのフレーズはコードシェイプの中にすでにある」
とジョー・パスは言ったそうです。
たしかに。コードトーンが弾ければなんとかなるもんね。
しばらくこの方法でオルタードの練習してみます。