ひとり練習
寝技の練習方法について。
格闘技の練習は基本的に2人で行います。1対1の競技なので対人でやるのがそれが普通です。
しかし打撃系の格闘技にはシャドーという1人の練習方法があります。相手と対してることを想定してフォームやステップなどカタチを作っていく練習です。
柔術の場合はシャドーのような1人練習の方法がありません。打撃が「当てること」を基本とした技術なのに対し柔術は「相手をコントロールすること」を基本とした技術なので相手にかけないと練習しにくいからということでしょう。
しかし総合格闘技やってると練習時間のほとんどは打撃になってしまうので柔術やる時間がほとんどないんですよね。週に1~2回しか練習に行けないので本当に寝技の練習時間が少ない。
ちょっとの時間でも良いのでひとり練習する方法何かないものか?
・・・ということを去年暮れくらいから考えてまして、今はこの方法でやってます。
- 本/DVDを見る
- 技を掛けてる自分をイメージする
- ダミーと練習する
1.本/DVDを見る
しばらくやってないと技のかけ方すら忘れてしまうことがあります。「三角絞めってこんなんだっけ?あれ?」とか。そういうことが無いようにカタチを覚えるために効果的なのが本とDVD。
最近の格闘技の技術書はたいていDVDがついてますね。
僕がよく見るのはこれです。
初心者にもわかりやすいです。いまでもカバンに入れっぱなしにしてます。
さっと見かえすには丁度いいです。
「はじめてのブラジリアン柔術」よりも詳しい内容。
頭とカラダで考える大賀幹夫の寝技の学校 抑え込み編 (晋遊舎ムック 柔術魂SPECIAL)
- 作者: 大賀幹夫
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2012/04/02
- メディア: ムック
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押さえこみに特化した内容。分かりやすいです。「引き込み編」と「絞め技編」と「関節技編」も読みたい。
これらの中からテーマ決めて10分くらい少しづつ見ています。
「今週はマウントからのエスケープを見よう」とか。
2.技を掛けてる自分をイメージする
通勤中とかにやってるのがイメトレです。本とDVDで覚えたことが出来るかをイメージします。「相手の袖をもって→引っ張りながら→エビをして、、、」とか。
あやふやなところはもう1度本とDVDで確認。正しいカタチを覚えるまでやります。
ただし、実際に対人と練習してイメージどおりに技がかかることはほぼないです。相手も反応して動くので「いざやってみたらかけにくい体制になってしまった」となることが多いです。それは仕方がないので、その都度イメージトレーニングを実戦に寄せて行けばいいと思います。
3.ダミーと練習する
どこをどうしたらかかるのかイメージできない、ということもあるかと思います。何度もかけたことがある技ならイメージしやすいけど、そうではない技はどうかけるのかが分からない。
その場合はダミーをつかうのがいいかもです。
買うととても高いので僕は自分で作りました。
どうも、ダミーです。こんにちは〜。
古い布団とクッションをつなぎあわせて柔術着を着せてつくりました。
ちょっとした技の確認ならこれで十分と思います。
技への入り方や基本ムーヴをダミー使ってドリル練習がすごく効果があると思います。
あとは、これらの練習で覚えたことを道場でのスパーリングでやってみて相手の反応に対してどうするかを考えながらイメージトレーニング、ダミー練習をやってみる感じでしょうか。
余談ですが、
ダミー練習は周りの人に理解してもらってやったほうがいいかもです。
タックルの練習のために近くの公園にダミーを連れてったら公園の管理の人に注意されたことがあるので、、、。
気をつけたいですね。